行政書士が解説!外国人夫・妻が日本の銀行口座を作る方法

国際結婚した夫婦が日本で暮らす場合、外国人夫や妻の銀行口座も必要になります。

外国人が日本で生活する上で、銀行口座はとても重要ですね。今後の配偶者ビザの更新や永住申請、帰化申請の際にも、通帳のコピーが必要になることがありますので、できるだけ日本の銀行口座を作っておきましょう。今回は、外国人が日本で銀行口座を作る時のちょっとしたコツについて紹介します。

日本に住む外国人が銀行口座を作る条件

原則、本人が在留カードを持っていることが必要です。つまり、「日本人の配偶者等」の在留カードを持っており、合法的に滞在している方ですね。観光や短期出張等で来日中の外国人は銀行口座を作ることができません。

銀行口座を作るときに必要なもの

銀行によって、口座開設時に必要な書類は異なりますが、ほとんどの銀行では、パスポート、在留カード、印鑑が必要になります。印鑑については、カタカナで良い場合と、在留カードの表記どおり作る場合があります。銀行によってルールが異なるますので、銀行に確認してから印鑑を作ったほうがよいですね。また、光熱費の領収書などがあると、そこに住んでいるという証明になります。また、学生の方は、学生証を、仕事をされている方は名刺もしくは在職証明書を持参すると、口座を作りやすいです。

そして、日本人と結婚していることの証明として、戸籍謄本も持参しましょう。在留カードに「日本人の配偶者等」と記載があるのですが、銀行の担当者によっては、在留資格について詳しくないこともありますので、戸籍謄本を見せたほうが確実です。

口座を作りやすい銀行とは

外国人が口座を作りやすい銀行は、①ネット現行、②ゆうちょ銀行、③信用金庫、④地方銀行、⑤都市銀行の順になります。ですから、まずはネット銀行に申込み、必要に応じて他の銀行も申込むとよいでしょう。もし勤務先指定の銀行がある場合、口座を作るときに勤務先の名前を伝えるとスムーズに口座開設できることが多いです。

外国人が日本の銀行で口座を開設する時によく聞かれる質問

外国人夫や妻が日本で銀行口座を作る時には、できるだけ日本人配偶者も一緒に行きましょう。そして、戸籍謄本や在留カードを見せて、口座を作りたいことを伝えてください。

銀行の窓口では、以下のような質問をよくされます。

  • いつから日本に住んでいるのですか?
  • 結婚されたのはいつですか?
  • お仕事は何をされていますか?
  • 日本語を話すことはできますか?
  • どのくらい日本に住む予定ですか?

この記事を書いた人 つくばワールド行政書士事務所 行政書士 濵川恭一

 

このエントリーをはてなブックマークに追加

ページトップへ戻る