マッチングアプリで外国人と知り合って国際結婚する時の注意点

最近、マッチングアプリで知り合って国際結婚される方が増えていますね。世の中には、語学交流のアプリや、婚活に特化したアプリなど、いろいろなマッチングアプリがありますが、中には悪質なアプリや危険なアプリもあります。

また、マッチングアプリで出会った場合、結婚後に日本で暮らすためのビザ(日本人の配偶者ビザ)を取得する際の注意点もあります。この記事では、マッチングアプリを選ぶメリット、デメリット、そしてビザ取得に関して注意するポイントなどを紹介します。マッチングアプリで知り合って結婚を決める前に知っておかないと後悔するようなことも書いていますので、最後まで読んでいただけるとうれしいです。

マッチングアプリを利用するメリット

マッチングアプリを利用するメリットは、なんといっても気軽に外国人と出会えることですね。そして、日本人側の年齢が高くても結婚につながりやすいというメリットもあります。

日本や日本語に興味を持っている外国人と出会える

マッチングアプリを使うと、日本や日本語に興味を持っている外国人と出会う確率が高いですね。ほとんどのマッチングアプリには、自己紹介のページがあります。そこに、「日本のアニメに興味があります」とか、「日本語を勉強中です」といったことが書かれてあると、日本に興味があって、日本人と知り合いたいのだなということ分かります。もっと具体的に書いてあると、会話のネタも探しやすいですね。例えば、「ドラゴンボールが好きです」とか、「今、日本語能力試験N4を勉強中です」とか、「日本そば、特に常陸秋蕎麦が好きです」といったことが書かれてあると、会話をつなげやすいと思います。

実際に会うまでに相手をじっくり見極められる

マッチングアプリで知り合って、すぐに会うことも可能ですが、そうしないという選択ができるのも、マッチングアプリのメリットだと思います。

たとえ、すぐに会うことになっても、会うまでに、何度もやり取りをして、相手の人となりを見極めることができます。相手が書いた文章を読むと、ある程度、その相手がどんな人なのか分かります。積極的な人なのか、慎重な人なのか、のんびりした人なのか、頭の回転が速い人なのか、そうでもないのか、いろいろな質問をすることで、相手の性格や考え方が見えてくると思います。

また、付き合いはじめると、お互いに嫌われたくないという心情から、聞きにくいこともでてきますよね。マッチングアプリでは、実際に会う前に、具体的な質問をすることもできます。例えば、お互いの仕事への想い、金銭感覚、家族との親密度などですね。

少し話はずれますが、ミャンマー人の女性は、男性から交際を申し込まれた時、すぐには返事をしません。だいたい6ヶ月くらい相手をじっくり観察して、交際するかどうかを決めます。結婚の申し込みではないです。あくまで交際です。1990年代までは、6ヶ月ではなく、2年間くらい返事を保留していたそうです。

だから、ミャンマーでは離婚率が非常に低いです。当事務所でも日本人とミャンマー人の国際結婚のサポート(配偶者ビザ申請)を数多くさせていただきましたが、これまで離婚されたご夫婦の話を聞いたことがありません。

マッチングアプリを利用するデメリット

マッチングアプリを利用するデメリットもあります。時間とお金を使ってマッチングアプリを利用したけれど、相手に騙されたとか、実は別人が代筆していたといったケースもあるようです。マッチングアプリを利用する時には、そのデメリットも知っておきましょう。

相手が国際結婚に対して軽く考えている場合がある

特に、相手が旅行者の場合ですね。旅行者は国際結婚に対する本気度が低いです。日本に旅行で来る外国人の中には、(全てではないですが)、日本人との国際結婚に対して、軽く考えている方もいます。結婚というのは人生でかなり大きな出来事であり、その後の人生を大きく左右するものですが、その意識に乏しい外国人がいるのも事実です。

日本人側が注意していればよいのですが、交際中は、相手の良い面ばかりが見え、冷静な判断ができないことも多いです。外国人だからしょうがないかと軽く考えていたことが、結婚後に大きな問題に発展することもあります。

マッチングアプリを使った結婚詐欺がある

マッチングアプリを使った結婚詐欺をご存じでしょうか?

ひと昔前は、日本人男性がターゲットにされていましたが、最近では日本人女性をターゲットにした結婚詐欺もあります。

いくつか実際にあった事例を紹介しますね。

まず、アプリ上の写真が本人のものではないケースです。加工とかの問題ではなく、全くの別人です。まあ、写真だけなら、実際に会えばわかることなので、それほど大きな問題にならないかもしれませんが、こういうケースもあるということを知っておいてください。相手がなかなか写真を送ってこない、ネット環境を理由にして動画での会話を拒否するといった場合、気をつけたほうがよいかもしれません。

それから、メッセージの文章が代筆であるというケースもあります。本人に成りすまして、別人が代筆しているケースですね。この仕事をしていると、下記のようなケースはよく聞きます。

ある日本人男性(Aさん)がマッチングアプリで、ある外国人(Bさん)と知り合いました。何度かやり取りを重ね、実際に会いましょうということで、会ってみたら、Bさんは、全く日本語を話せませんでした。これまでのやり取りでは、Bさんの日本語文章はかなり上手だったので、Aさんは疑問を感じましたが、恥ずかしがっているのかなと思ったそうです。しかし、話はなかなかかみ合いません。しかたがないので、急遽通訳者を手配して話をしたところ、Bさんは結婚相談所の会員であり、その相談所から、「日本人男性を紹介するからここに行きなさい」と言われて、今日ここに来たということが判明しました。つまり、これまでのやり取りは、全てその結婚相談所の相談員が本人に成りすまして代筆していたわけです。Aさんからすれば、日本語での会話に問題なさそうだったから、結婚を真剣に考えていたのに、騙された結果になりました。

こういうケースもありますので、実際に会う前に、オンライン上でよいから何度も会話をする。文字のやりとりだけでなく、動画機能を使ってリアルタイムに会話することがとても大切だと思います。そして、できれば相手のご両親や親族ともオンライン上で会話していれば安心ですね。

オンラインで盛り上がる会話とは

まだお互いよく知らない時、会話のネタに困る時がありますよね。そんな時は、相手の国の文化や習慣について書かれた本を数冊読みましょう。流し読みでOKです。相手の国の基本情報を頭に入れておく。その国の首都、主要都市、人口、世界遺産、日本との時差、通貨レートなどですね。

そして、相手の国の言語を、1つでもよいから覚えましょう。できれば単語10個。相手の国に行った時、突然、相手の両親が現れた時など、いざという時、役立ちます。

それから、相手の方に、自分の両親や友人を紹介するのもよいですね。相手の両親や親族を紹介してもらうのもよいでしょう。ただし、国によっては、親戚の範囲が非常に広いことがあります。いとこを紹介されたつもりだったが、実際は、たまたま近くにいた同級生を紹介されただけということもあります。

オンラインで会話する時の注意点

オンラインで会話する時の注意点はいくつかあります。最近は、オンライン会議が増えたので、ご存じの方も多いと思いますが、一応、紹介しますね。

まず、自分の視線です。画面上の相手の目を見て話すより、時々、パソコンのカメラを見て話しましょう。そうすると、カメラ目線となり、相手は目線が合っていると感じます。

そして、カメラの位置ですが、できるだけカメラが目の高さに来るようにしましょう。カメラを見下ろす感じになる、つまり目線が下だと、少し高圧的な感じになります。逆に、カメラが上にあると、上目使いになってしまいます。女性だとかわいい感じになるかもしれませんが、男性がやると引かれます。お二人の関係性によっては、それでよい場合もありますが、まだ知り合って間もない場合は、カメラと目の高さを同じにしたほうが無難ですね。

あと、デュアルモニター(複数のモニターを使う)の場合、横向きで会話をしている感じになり、ちょっと態度が悪いと思われるかもしれません。

いろいろ気を遣いますが、相手への気遣いでもあるので、相手が話しやすい雰囲気を作ることで、会話が盛り上がると思います。

マッチングアプリでの国際結婚、配偶者ビザの審査で厳しく審査される点

国際結婚して、相手の外国人が日本で暮らすためには、在留資格(ビザ)を取る必要があります。正確には、「日本人の配偶者等」というビザです。通常、「配偶者ビザ」と呼ばれることが多いです。

この配偶者ビザというのは、結婚すれば自動的にもらえるものではありません。配偶者ビザを取得するには条件があります。

配偶者ビザについては、他のページでも詳しく解説していますが、下記の状況であれば、ビザが許可されない可能性が高いですので、十分注意してください。

日本人側に安定収入がない場合

日本人側に安定収入がない場合、長期間仕事をしていない、諸事情により働けない場合、配偶者ビザの取得は非常に厳しくなります。結婚相談所の方は、よく「預金があれば大丈夫」というのですが、それは相当の預金です。一生働かなくても暮らしていけるだけの預金です。なお、社会保険や共済年金に長年加入しておられた方で年金収入がある方については、この限りではありません。

夫婦の年齢差が大きい場合

夫婦の年齢差が大きい場合、配偶者ビザの審査はかなり厳しくなります。目安としては、20歳以上離れていると審査は厳しいです。

ちなみに、日本人同士の結婚では、20歳以上年齢差のあるケースは、約2000組に一組です(2022年時点)。また、年齢差と離婚率はある程度比例します。

結婚相談所の方から、「過去にも30歳以上の年齢差がある方がおられましたが、配偶者ビザは許可されましたよ」と言われて安心していると、とんでもないことになります。配偶者ビザの審査基準は常に変わりますし、その方の場合は、年齢差を払拭できるような圧倒的に有利な要素があった可能性も高いです。

国際結婚のビザをサポートします

つくばワールド行政書士事務所では、国際結婚のビザ手続きを全面的にサポートしております。これまで2000件以上の配偶者ビザ申請をサポートしてきましたので、様々なケースを扱っております。

国際結婚のビザでお困りの方は、当事務所までお問い合わせください。当事務所は、国際結婚相談所ではありません。結婚カウンセラーでもありませんが、これまで2000組以上の国際結婚カップルのビザ取得(配偶者ビザ取得)をサポートさせていただきましたので、配偶者ビザについては安心してお任せください。


この記事を作成した人 つくばワールド行政書士事務所 行政書士 濵川恭一

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