外国人夫・妻が日本で仕事を探す方法

国際結婚をして外国人の夫や妻を日本に呼び寄せる際、日本での仕事をどうやって探すのか悩まれる方は多いと思います。このページでは、私が外国人のビザ専門行政書士として、外国人のビザ取得サポートをする中で、お客様からお聞きしたこと等を紹介します。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: ADIMGL6712_TP_V-300x200.jpg

外国人夫・妻が日本語を話せない場合 仕事の探し方

日本には、日本語が得意でない外国人もたくさん住んでいます。こうした方が日本で仕事を探す方法を幾つか紹介します。 一番手軽な方法は、インターネットで求人を探すことです。「外国人 日本語が話せない 求人 地域名」で検索してみてください。「求人 日本語不問」でも構いません。これらのキーワードだけは、日本語で入力したほうがよいです。日本人等に手伝ってもらって、日本語で検索してみましょう。検索すると、ALT(外国語指導助手)、プログラマー、弁当工場、倉庫内作業、清掃作業、解体工事などの求人が多数出てきます。

また、ビジネス系のマッチングサイトも有効です。自分の経歴や自分ができることを登録しておくと、企業から仕事を依頼されることがあります。単発の仕事も多いですが、継続的な仕事につながるケースもあります。実際、筆者の知人は、ビジネス系マッチングサイト経由で、あるECサイトの商品レビューを英語で書く仕事を2年以上続けています。

他の方法としては、友人や知人に紹介してもらう、地域にある国際交流センターで相談してみるといった方法があります。国際交流センターのWEB掲示板もチェックしてみましょう。

外国語指導助手(ALT)として働く

外国語指導助手は、全国の小中高等学校で、主に英語の授業を担当します。直接、教育委員会が採用する場合と、ALT専門の人材派遣会社から派遣される場合があります。

ALTって、どんな仕事なの?

基本的には、小中高等学校で、英語の授業を担当します。英語教師と一緒に2人で授業を行う場合と、1人で英語のみで行う場合があります。授業がない長期休暇期間(夏休みなど)は、サマースクールや補習授業を担当することもあります。

ALTになるための条件はある?

教育委員会にもよりますが、原則、4年制大学卒業者のほうが採用されやすいです。ただし、日本以外で教員経験や語学教育経験がある方等は、大卒でなくても採用されることがあります。

年齢についても幅広く、60才代の方も活躍されています。

ALTの給料はどれくらい?

教育委員会の直接雇用の場合、月給25万円程度のところが多いです。人材派遣会社に登録して学校に派遣される場合、時給もしくは日給での支払いとなります。ですので、長期休暇期間や祝日の多い月は、給料が低くなります。

ALTの採用までの流れは?

教育委員会や人材派遣会社によって異なりますが、①書類選考、②面接1~2回、③研修1~2週間、④本採用、⑤勤務開始、という流れになることが多いです。学校現場で子供達に教える仕事ですので、本採用までには、厳しい審査があるようです。

ALTの求人はどうやって探すの?

主に、インターネットで探します。「ALT 募集 地域名」で検索すると、近隣の求人情報もしくはALT派遣を行っている人材派遣会社が出てきます。

外国人夫・妻が日本語を話せる場合

近年、外国人を積極的に採用する企業が増えています。特に、日本語を話すことができれば、日本で仕事を得られる可能性が大きく上がります。

外国人向け求人サイト

インターネット上には多くの外国人向け求人サイトがあります。国籍や業種に特化したサイト、特定技能ビザに特化した求人サイト等があります。また、日本語レベルによって応募できる企業が一目でわかる求人サイトもあります。こうした求人サイトに登録しておくと、あなたの希望にあった求人が出た時にメールで通知がきます。「留学生 求人サイト」などと検索してみてください。

外国人向け合同企業説明会

外国人向け合同説明会は、都市部を中心に、年に数回開催されています。最近はオンラインでの開催も増えてきました。主催者は公的機関や民間企業などさまざまです。100社以上が参加する説明会もあります。こうした情報は、「留学生 就職説明会」、「外国人 ジョブフェア」等と検索して探すことができます。


この記事を作成した人 つくばワールド行政書士事務所 行政書士 濵川恭一

このエントリーをはてなブックマークに追加

ページトップへ戻る